フロスト・アンド・サリバン ジャパン エネルギー市場における脱炭素化の影響 及び 製造業が直面する新たな変革

~インダストリアル業界の2020年における戦略を再考~

はじめに

この変化が激しく不透明な時期に全世界が今後の道筋を見出そうとするなか、インダストリアル業界においても将来の方向性を示す幾つかのトレンドが現れてきました。

  • エネルギー分野では、3D、脱炭素化(Decarbonization)、分散化(Decentralization)、デジタル化(Digitalization)に対応することが急務となっています。Covid-19の影響もあり、エネルギーミックスにおける化石燃料の利用削減が進むことが予想されます。
  • グリーンエコノミーおよび持続可能なインフラへの大型投資が、新型コロナの影響による経済の低迷から回復する手段となり、何百万ものあらたな雇用を生み出すでしょう。
  • また、サプライチェーンの多様化は貿易戦争および中国の人件費の上昇に以前から始まっていましたが、Covid-19の影響によりこれらトレンドがより促進することが予想されます。多くの多国籍企業は、チャイナ+1、あるいはチャイナ+2の戦略を求められることになります。
  • Covid-19がデジタルトランスフォーメーションの実行を大きく推し進めました。しかし製造業においてニューノーマルが定着するにはまだ何年もかかるでしょう。このような状況を生き残り成長する企業は、適応性、俊敏性があり、新しいテクノロジーを取り入れ、サプライチェーンを調整する能力があり、柔軟な労働力を持つ企業です。

今後、私達はエネルギー分野では脱炭素という大きな変革を求められ、産業においてはデジタルとの協業、サイバーとフィジカルの融合、グリーン投資に特徴づけられたニューノーマルへ突入するでしょう。

このエグゼクティブブリーフィングでは、以下のテーマを取り上げます:

Briefing 1: 世界エネルギー市場における脱炭素化の影響と成長機会

  • 電力分野の2020年代に起こる大きな転換
  • 再生可能エネルギーが主役に躍り出る
  • 脱炭素化
  • エネルギー貯蔵
  • OPEXベースのビジネスモデルの拡大
  • デジタル資産管理
  • 水素エコノミー

Briefing 2: 製造業における主な変革の動向

  • スマートマニュファクチャリング
  • リショアリングおよび弾力性のあるサプライチェーン
  • 適応性のある分散型製造
  • パーソナライズマニュファクチャリング
  • エッジコンピューティングおよび5G
  • 低接触型エコシステム